買い取り型のコンピュータシステムを導入する場合、サーバーやソフトウェアライセンスを購入するため、最初に大きな費用を支払います。これは、そのシステムが今後活躍してくれることに期待して、「これからよろしくね」と支払われる費用です。
対してクラウドのサービスでは、システムを利用した対価として毎月の利用料を支払います。これは、そのシステムの活躍に対して「今月もありがとう」と支払われる費用です。
ですから私たちクラウドサービス事業者は、この「ありがとう」をたくさんいただき続けられるよう、がんばれます。
どうしても契約するタイミングに高いモチベーションが発生しやすい買い取り型のビジネスに対して、お客さまが気持ちよく使い続けてくれるよう、モチベーションの継続するビジネスが、クラウドサービス事業です。
お客さまの満足(ありがとう)が、クラウド事業者の重要な目的(収入)と一致する。目の前のお客さまとまっすぐ向き合い、喜んでもらえるよう努力を続けることで収益を得られる。
クラウドサービス事業は、そんなあたりまえで、幸せなビジネスの仕組みなのです。
この考え方は、2008年前後から言い続けてきた私のとても大切にしている考え方です。
2014年には、ASPIC(現在の一般社団法人 日本クラウド産業協会)で作成した冊子「クラウドのススメ」でも、この件を寄稿させていただきました。
7つめのポイントが私の寄稿部分になりますので、よろしければこちらもご覧ください。
https://www.aspicjapan.org/information/pdf/cloud_no_susume.pdf
クラウドは『ありがとう』をいただくビジネス、まさにそんな考え方にもとづいて行われているキンタイミライの導入プロジェクト。
その進め方も、よろしければご覧ください。
キンタイミライ導入プロジェクトの進め方